香川➟高知（白矢印）
- 【鳴門大橋へ】
高松➟鳴門 R11➟鳴門IC
78Km 1:54 - 【伊弉諾神宮へ】
鳴門IC➟津名一宮IC➟県88
48Km 0:40 - 【うずしお観潮汽船へ】
津名IC➟鳴門北IC➟R11➟県183
50Km 0:45 - 【室戸岬へ】
鳴門➟室戸 県183➟R11➟R55
150Km 3:20
R55は太平洋豪快ルート（絶景） - 【太平洋豪快ルートを】
室戸➟高知 R55
82Km 1:50
安芸市まで太平洋豪快ルート
西分から高知東部自動車道 - 総距離408Km 走行時間9:19
１．鳴門大橋
鳴門ICから高速に乗り、鳴門大橋から淡路島に渡します。渦潮を見つけるためゆっくり走りました。淡路島は四国ではなく兵庫県ですが、ちょっと寄り道をしてみました。
２．伊弉諾神宮
「古事記」に記される日本神話より、イザナギ、イザナミの男女二人の神が雲上から槍で下界の海をかき回して、最初に創られた島がオノコロ島という日本最初の陸地です。 そのオノコロ島が現在の淡路島で、イザナギ・イザナミノミコトが祭られているのが伊弉諾神社です。その後、イザナギ・イザナミノ命は四国、九州、本州など次々に島を作り上げられたのです。
ちなみに、イザナギ・イザナミノ命の娘が、有名な「天照大神」で、伊勢神宮に祭られています。「天照大御神」の弟が、ヤマタノオロチ退治で有名な「スサノウノミコト」です。その時に助けたクシナダヒメ結婚し、生まれた子供が、因幡の白兎で有名な「大国主命」で、出雲大社に祭られています。正に神話の原点なのですね。
ここ伊弉諾神宮を中心に東西南北、夏至や冬至の太陽の出入りの方角に、著名な神宮・大社が建てられています。真直ぐ東の方向に伊勢神宮があり、夏至日の出の方角に諏訪大社、日の入りの方角に出雲大社。冬至日の出の方角に熊野那智大社、日の入りの方角に高千穂神社。方角や地理、太陽の角度をどのように考えたのでしょう？。神話ってすごくないですか？
ちなみに、神社・神宮・大社・天満宮・天神様等の違いとは？
神社：一般的な社号で、特に基準はない
神宮：皇室の祖先や皇室に縁の深い神をお祭りする特別な神社
宮 ：特定の方を祭る神社（家康を神とする東照宮、菅原道真を神とする天満宮）
大社：特定の神様グループの本社（出雲大社、熊野大社、稲荷大社等）
天神様：菅原道真を学問の神様として祭った神社
稲荷様：昔は農耕の神様で、豊かさの象徴、今では商売繁盛の神様
八幡様：応神天皇が祭神、武士の神様、戦の神様
金比羅様：航海の安全を守る神様、海上の守護神
３．鳴門渦潮観潮船
鳴門大橋を戻る 
小型水中観潮船 
観潮船から渦潮とともに鳴門大橋を見上げる
観潮船は大型船から小型船までいろいろありますが、水中まで見れる小型水中観潮船に乗船しました。潮の加減で大きな渦には遭遇できませんでしたが、川のように流れる潮、その流れの中で渦ができたり消えていく様子を海面と水中の両方から楽しめました。橋の下から見上げるとその雄大さは圧巻でした。
ちなみに所要時間約30分で、大型船1800円から小型船2400円程度です。狭い鳴門海峡を太平洋から瀬戸内海に潮流が流れ込んだり、逆に流れ出たりする際、海が川の激流のように動き出す様は自然の偉大さを感じさせてくれます。
４．室戸岬
ウミガメの産卵で有名な日和佐から、南阿波サンラインからは太平洋の豪快で美しい海岸線で、疲れを感じない快適ルートです。荒々しい岩の上に座り、打ち寄せる太平洋の波を肌に感じると、疲れも吹っ飛びます。乱礁遊歩道を歩くと、奇岩・巨岩が目を楽しませてくれます。
すぐ近くに、海水の浸食でできた洞窟が二つ並んでいます。弘法大師が若かりし時に修行の場とした聖地です。左側の洞窟は居住する「御厨人窟」、右側は修行する「神明窟」です。2012年以降落石のため立ち入り禁止でしたが、今回はヘルメット着用で入ることができました。ラッキィー
洞窟で苦行を続ける中、聞こえてくるのは波の音だけ、洞窟の暗闇の先に見えるのは空と海のみ、この地で苦行を完遂し悟りを開いた弘法大師は、法名を「空海」と命名したそうです。実際洞窟の中に入ると、不思議なエネルギーに包まれ、心身が清められ、活力を与えて頂いたような気になりました。
５．太平洋豪快ルートを
黒く荒々しい岩肌の海岸線から、美しい砂浜が続く海岸線が、交互に目に飛び込むR55の太平洋豪快ルートを走り続け、今夜は高知のサウナに泊まりま～す。